9月13日はクワンソウの日
みなさんはご自分の出身地の伝統野菜って知っていますか?
伝統野菜と言ってもあんまりピンとこないかもしれませんが、「京野菜」や「桜島大根」や「だだちゃ豆」など、各地で古くから栽培・利用されてきた野菜の在来品種の事をいいます。
クワンソウは沖縄の伝統野菜の一つです。
沖縄伝統島野菜
沖縄といえばゴーヤーを思い浮かべる方も多いのでは?
沖縄の伝統野菜は28品目あり、ゴーヤーもその一つです。
今回は快眠の効果が実証されているクワンソウについて紹介したいと思います。
秋の忘れ草
クワンソウは別名、秋の忘れ草。ニーブイ草(沖縄方言:眠り草)とも呼ばれています。
ユリ科の多年草で元々は沖縄に自生していました。
オレンジ色の花が特徴のクワンソウは花も茎も食べれる野菜なんです。
琉球時代は海外からの使者をもてなす歓待料理の食材としても使われていたんだそう。
琉球食療本「御膳本草」にも記載されている歴史ある野菜です。
茎や葉の部分は和え物に、花の部分は酢の物やてんぷらにして食べられていました。
しゃきしゃきとした歯ごたえがあり、クセのないさっぱりとした味わいなので調理のバリエーションは様々。
なんと沖縄クワンソウ普及協会(クヮンソウ/アキノワスレグサ)という協会も存在しています!
眠りに効果のあるオキシピナタニン
ニーブイ草と言われている通り、その効果は実証されています。
琉球大学の研究によれば、クワンソウの粉末を与えたマウスは熟睡時間が1.5倍に増えたそうです。
クワンソウにはオキシピナタニンという成分が含まれていて、これが睡眠にいい効果を与えているようです。
オキシピナタニンにはノンレム睡眠(深い眠り)を誘発する効果があり、より深い眠りを増加させることで、睡眠の質を改善させるといいうことが学会で発表されました。
手に入る場所
スーパーの野菜コーナーにはほとんど置かれていません。
道の駅などに置いてあったらラッキーかもしれません。
今帰仁ざまみファームさんでは毎年9月中旬から10月下旬の収穫時期に、クワンソウ花畑散策と花摘みツアーを開催されています。
召し上がり方
和える・炒める・揚げる・煮込む…と様々な調理で召し上がれます。
花の部分だったら胡麻和えにしたり、てんぷらにしたり。
茎の部分は魚や肉と煮込んだり、チャンプルーにしたり。
クワンソウの花は料理の見栄えも綺麗にしてくれます。
クワンソウを食べよう!
快眠効果が実証され、注目されているクワンソウ。
様々な商品が出回っています。
その中でも気になった商品をご紹介します。
クワンソウピクルス|眠り草本舗
酢漬けされた花が綺麗に瓶に入っていて見た目もおしゃれ。
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クワンソウ花ジュレ|眠り草本舗
料理にそのまま絞れる調味料です。
ちょっといいお肉を買ってきてしゃぶしゃぶの付けダレにしても◎
爽やかな花の香りがきっとお肉にあうはず。
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ぐっすりん|クレイ沖縄
同志社大学薬学部、国立琉球大学農学部、(株)クレイ沖縄の産学官が共同で開発した睡眠サプリメント。
日本・国際特許を取得しています。
自然由来なので、薬と違って毎日飲んでも安心です。
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もっと沖縄プロジェクトでクワンソウの商品をチェック
この記事を書いた人
エディター まっす
某サンタクロースの島出身。好きな食べ物は生野菜。
トマトとセロリが大好きで毎日食べています。お弁当や定食についているトマトはぜひ私にください♪( ´▽`)